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2007年 04月 05日
(原寸/横2.4×縦3.1cm)
スキャナ済みの切手画像の中から、春らしく花が中心のものを…と思って選んだのですが、 ちょっと地味かな…(笑)。 でも私は、この落ち着いたワントーン低めの色合いが好きです。スウェーデンらしいというか。 他の国には余り無い色合いの様な気がして。 と思って手に入れたのですが、よく見たら「スラニア(SLANIA)」って書いてありました。 いつの間にスラニア氏が図案を手がけた切手が増えつつあります。 線一本が縦横左右斜めにほぼ隙間なく描かれています。色の濃い部分は線の密度が高く、色が薄い所は密度が低いという感じ。…つぶれててわからないですが! この切手と同じ60年代のスウェーデンの切手は、どの切手もこんな感じの色合いで、赤や青という色でも深い色が多く、また1色刷りの切手も多く見受けられます。カラフルな切手を数えた方が早いくらい1色以上の切手は少ないようで。スウェーデンのこだわりを感じます(笑)。 つるっとした質感ではなくて、こうなんと言うかざらついた感じの紙質も雰囲気出てます。 花がちょっとはっきりわかりにくいかなーと思ったので、アップの画像と共に、どんな花が描かれているかは続きをどうぞ。↓ 上段左/オンシジューム。英名:Butterfly Orchid 蘭の仲間。英名は花の一つ一つが蝶のような形をしているからついた名前だそうですが、アップにしてもわからないですね…(笑)。実物は花の大きさが約1ミリくらいで描かれているので、わからないのも仕方が無いかなと言う感じです。 ざっと調べた感じ、Lesser Butterfly Orchid(←イメージ検索)というのが 1番良く似ていました。 上段中央/ヤブイチゲ。英名:Wood Anemone 私のアネモネのイメージはこんな→(Googleのイメージ検索)ですが、 同じ仲間(アネモネもヤブイチゲも同じキンポウゲ科)でも種類によって→こんなに違うんですね。「Wood=ウッド」というくらいですから、こちらの方が野の花という感じがします。 上段右/野ばら(Wild Rose) ロサ・カニナ(Rosa canina)という学名の薔薇に1番良く似ています。 ロサ・カニナは薔薇の原種の一つで、この花の実はローズ・ヒップ・ティーに使われたりするそうですよ。 下段左/ドイツスズラン。英名:Lily of The Valley 「谷間(Valley)の百合(Lily)」ってまた直球なネーミングだなあ(笑)。 私達が花屋などで見かけるスズランは、ほとんどがこのドイツスズランなんですって。日本産のスズランは花が葉っぱより低い位置で咲いているので、花と葉の位置がほぼ同じなこれはドイツの方となるんだそうです。 へー、知らなかった。 下段右/エゾノウワミズザクラ(Bird Cherry)もしくは、 セイヨウミザクラ(Wild Cherry または Sweet Cherry) まあ、ようは桜の仲間なんですが(笑)。何で二つあるかというと、検索を色々した結果、どちらかわかんなかったからでして…。 スラニア氏切手のデータベースサイト(海外)では「Wild~」と書いてあり(ウェブ翻訳かけたら「セイヨウ~」と訳された。)、参考にさせて頂いた切手植物園さんでは「エゾノ~」と紹介されていたからなんですよね。でも個人的軍配は「エゾノ~」にあげたいと思います。花も似てたし、試しに検索で「スウェーデン エゾノウワミズサクラ」とやってみたらいくつかヒットしたので。 ふぃー。色々調べてたらまたやたらと長くなってしまいました。 私の「検索大好き病」にお付き合い頂き有難うございました。m(_ _)m 「へえ~」とボタンが何回か押される程度に楽しんで頂けたら幸いです。(トリビアか・笑)
by ryo_hiaki06
| 2007-04-05 19:26
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